日本スパルティナ防除ネットワーク

　コヒガタアシについて地上波のテレビで相次いで取り上げていただきました。3月11日（月）にはNHK「おはよう日本」の地方ニュース枠で、3月12日（火）には中京テレビ「キャッチ！」で放映されました。中京テレビでは現場で代表の芹沢がインタビューに答えるなど、インパクトの強い放送になっていました。

　このような活動を通して、スパルティナの名前と生態系への危険性が、もっと世間に伝わることを期待しています。

中京テレビのニュースは、以下のサイトでご覧になれます

■Yahooニュース　https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00010002-sp_ctv-sctch
■自社サイト（動画あり）　https://www2.ctv.co.jp/news/2019/03/14/44366/

　日本植物分類学会第18回東京大会にて、昨年、国内初確認となったスパルティナ・アングリカについてポスター発表を行いました。タイトルは「遂に日本に侵入した特定外来生物Spartina anglica C. E. Hubb.(コヒガタアシ：新称)」と題し、今回のスパルティナ・アングリカ確認の経緯やヒガタアシとの特長の違い等について説明を行いました。

　関係者でスパルティナ・アングリカの防除対策の方針・計画を話し合う「堀川等外来植物対策会議」が開催されました。当会からは芹沢代表に加え、もう1名が会議に参加しました。愛知県の対応も、豊橋市での経験を生かした計画立案がされており、豊橋市のヒガタアシより早い段階で根絶が目指せるかもしれません。

　代表の芹沢も「ヒガタアシに比べて、株も小さくて根の張りも浅い。ヒガタアシよりは始末がいい」と発言。人力での掘り取りによる早期駆除を目標に、防除活動を開始することが決定されました。

　読売新聞の電子版に「危険なイネ科外来種　確認…愛知・碧南　生態系破壊の恐れ」と題し、コヒガタアシ（仮称）ことスパルティナ・アングリカについて掲載されました。

　当会代表の芹沢の「日本の干潟には、この植物と競合する植物がないため、拡散しやすい。特定外来生物の中でも特に危険な外来種で、早急に除去する必要がある」との発言を取り上げていただき、今回のスパルティナ・アングリカ発見の重要性を示すことができました。

記事へのリンク　https://www.yomiuri.co.jp/national/20190224-OYT1T50042/

　平成31年度の日本スパルティナ防除ネットワーク総会を開催しました。

　例年は学習会と合わせて実施していましたが、今年度は「豊橋のヒガタアシがほぼ根絶した」ということから、総会のみの実施を考えていましたが、昨年12月にコヒガタアシ（仮称）ことスパルティナ・アングリカが碧南市で見つかったことから、これらの影響や防除、調査・分析の考え方等の話し合いの場にもなりました。